【小学1年生】探し物が見つからない。
チャーちゃんは、ADHDの傾向があり、物の管理がとても苦手です。
よく起きる問題は、物をなくすこと。 そして、物を探すことが苦手。
小1の時よくあった事なのですが、宿題をやっている時、消しゴムがどこにあるのかわからなくなってしまい、『ない、ない!!』と大騒ぎしていました。
あるんですよ。すぐ近くに。 テーブルのすぐ下だったり、宿題のプリントの真横だったり、目の前にあったりもします。
それでも見つけられないんです。 なんで見つけられないのか、とっても不思議でした。 スポンサードリンク
視空間認知とは
目から入った情報のうち、ものの位置や向きを認識する能力です。この機能は視力のよし悪しとは異なるもので、地図を読んだりぬりえをしたりするときに使われます。子どもの場合には、読み書きの困難があるとき、視空間認知の弱さが背後にひそんでいることも。
引用:LITALIKOナビ
この能力が低いと、探す対象のものとその背景の区別がつきづらくなることがあるそうです。 目の前にある消しゴムも、チャーちゃんの目からみるとプリントや机と同化して見えたりしているのかもしれません。
探し物がみつからないことはかなり頻繁にあったので、臨床心理士からのアドバイスをいただきながら対策をとりました。
①小さくてみつけづらいもの(消しゴムなどの文房具)は目立つ色のものを使い、見つけやすくする。 白いや寒色系のカバーのままだと目立たないので、カラフルなシールなどを貼りました。金色のカバーのものを使ったりもしました。鉛筆もできるだけ色が濃くてカラフルなものを使うようにしました。
②置き場所を決めて根気よく教えこむ。 整理整頓が苦手なチャーちゃんですが、できるだけ物の定位置を決めて、片付けさせるようにしました。 宿題をする時は、テーブルの決まった席で、筆箱も決まったところに置く。 名札やハンカチを入れるポケットや帽子など、学校で使うものもどこに置いたのかわからなくなることが多かったのですが、定位置を根気強く教えることで、行方不明になることは少なくなりました。
1年生のころは毎日のようにものをなくしてパニックを起こしていましたが、2年生になった現在は、だいぶそのようなことは減ってきました。
それでも、物をみつけるとか、認知する能力は低いのかな。と感じることはよくあります。例えば、私が『そこのリモコンとって』と言っても、目の前にあるのに見つけらなかったりします。
根本から解決することはきっとできないのだと思います。
でも、もう少し大きくなったら自分の特性を理解して工夫する道をみつけていけたらいいのかなと思います。
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